女の子への出産祝いやお七夜やお宮参りのマナーを解説

女の子への出産祝いのマナーについて

本来の出産祝いについて

古くから伝わる出産の祝い事には、

妊娠5カ月目の戌の日に行なう「帯祝い」

出産後7日後に命名の儀式をかねて行なう「お七夜」

生後30日過ぎに行なう「お宮参り」

百カ日後に行なう「お食い初め」

などがあります。

これらの儀式は内輪で行われる性質のものですから、親しい人へのお祝いは妊娠・出産をまとめて「出産祝い」として贈るのが一般的です。

 

そこで、こちらのページでは、

「お七夜」「お宮参り」「お食い初め」

に関する男の子のお祝いの仕方について解説いたします。

 

なお、「男の子のお祝い」と「女の子のお祝い」の大きな違いは「お宮参りの際に赤ちゃんに着せる着物の絵柄」になりますので、十分にご注意下さい。

お七夜のお祝いのマナーについて

☆お祝いの意味や歴史

生まれた日から数えて7日目の夜に赤ちゃんのすこやかな成長を願っておこなうお祝いです。

昔は、せっかく誕生しても生後まもなく死亡することもあり、お七夜は、成長する見込みが立った節目として重要なお祝いでした。

古くは仲人や親族が集まって尾頭つきの魚などの料理で盛大に祝いましたが、現在では内輪で簡単な食事をするのが一般的です。

ちなみに、あわせて命名の儀式をおこなうことが多くなっています。

☆赤ちゃんの名前をつける時期

赤ちゃんの名前は生後2週間以内に届けますが、できればお七夜までに名前を決めて、簡単な命名式を行なうとよいでしょう。

☆命名書の書き方

正式には三つ折りにした奉書紙に赤ちゃんの名前を書いた命名書を神棚や仏壇に飾りますが、

最近では半紙に名前を書いて鴨居やベビーベッドの枕もとに貼る略式が主流

命名書は出生届を提出するころまで貼っておき、そのあとはへその緒とともに保管するとよいでしょう。

☆料理の献立

命名式のあと、祝宴を開き、赤飯や尾頭つきの鯛などの、祝い膳を用意します。

ただ、最近は赤ちゃんの両親が、双方の両親、家族などを呼び、内輪で祝宴を開くのが一般的。

この場合、母親は退院直後なので、祝い膳よりは、寿司などを頼み、母体に負担がかからないようにするのが一般的です。

☆ご祝儀の金額の相場

お七夜に招待されたら、ご祝儀や祝い膳の費用として酒肴料を包み持参します。

酒肴料は「祝 御七夜」と表書きします。

ただし、赤ちゃんの祖父母が包む場合は「酒肴料」または「寿」とします。なお、出産祝いを兼ねる場合は、少し多めに包みます。

招待されたのに行けない場合は、ひとこと添えて郵送しましょう。

金額の目安:5千~1万円(金額は奇数にするのがマナー)

☆ご祝儀袋の書き方

水引:紅白の蝶結び

のし:あり

表書き/上書き:「祝 御七夜」「酒肴料」「寿」など

表書き/姓名:上書きよりやや小さめのフルネーム

 

お宮参りのお祝いのマナーについて

☆お宮参りの歴史

生後1ヶ月前後に赤ちゃんを連れて神社に初めてのお参りをするのが、お宮参りです。

昔は「産土神詣(うぶすながみもうで)」「産神詣(うぶがみもうで)」とよばれ、生まれた土地の守護神である産土神に参詣して、氏子として認めてもらうための儀式でした。

☆お宮参りの時期

女児は生後33日目にお宮参りするのが一般的ですが、地域によってしきたりがちがうので気をつけましょう。

 

赤ちゃんの1ヶ月健診後、体調を最優先して天気のよい日を選ぶのがおすすめ

神社は遠方ではなく、住んでいるところの近所にある神社に参るほうが、半来の意味にかなっています。

☆しきたり

お宮参りは両親と父方の祖母の3人が付き添い、赤ちゃんは祖母が抱くしきたりになっています。

☆着物の色や模様

お宮参りでの女の子の正式な装いは、白羽二重(やわらかく光沢のある白い絹着物)の内着に祝い着(晴れ着)を重ねます

祝い着は「花、蝶、手毬などの華やかな友禅模様が伝統的な柄。色は赤やピンクなど」を着せます。

 

なお、最近は祝い着の代わりにベビードレスを着せたり、レンタルを利用したりする人も多いです。

☆誰が用意するのか?

衣装は妻の実家が用意するものとされてきました。

☆神社への金額の相場

ふつうは参拝だけですませますが、希望があれば予約して神官からおはらいを受けることもできます。その際は「初穂料」として赤ちゃんの名前でお礼をしましょう。

金額の目安:3千~1万円

水引:紅白の蝶結び

のし:あり

表書き/上書き:「御初穂料」「御玉串料」など

表書き/姓名:上書きよりやや小さめの文字で子供のフルネーム

 

お食い初めのマナーについて

☆お食い初めの行事の意味や由来

子どもが一生食べ物に困らないようにとの願いを込めて、赤ちゃんに初めてご飯を食べさせる儀式です。

起源は平安時代にさかのぼるといわれ、鎌倉時代の「吾妻鏡」や「平家物語」にもその記述が見られます。

初めて箸を使うことから「箸祝い」「箸初め」、初めて魚肉などを食べることから「真魚(まな)の祝い」とも呼ばれ、母乳から離乳食への移行を祝う意味もあります。

☆お祝いの時期

地域によって異なりますが、男児は生後110日目、120日目、130日目に、女児は生後100日目、110日目におこなわれることもあります。

女児のほうが早いのは「早く台所仕事を始めるように」との思いからです。

☆食器の準備は誰がするのか

お食い初めの祝い膳は、正式には「母方の実家」が用意した家紋入りの漆器を用い、箸や椀も新しく用意したものを使うのがしきたりです。

☆基本のメニュー

メニューは、赤飯(または白飯)、鯛などの尾頭つきの焼き魚、なます(または香の物)、煮物、吸い物、の一汁三菜が基本です。

なお、二の膳として紅白の餅を添えたり、赤ちゃんの歯が丈夫に育つようにとの願いを込め、膳の上に小石をのせたりする習慣もあります。

☆歯固めなど儀式のマナー

祝い膳がそろったら、親族のうちの年長者か祖父母が「養い親」となって赤ちゃんのくちに箸で料理を運び、食べさせるまねをします。

☆男児の場合:女性が赤ちゃんを左ひざの上に抱き、

☆女児の場合:男性が右ひざの上に抱きましょう。

小石は箸でさわったあと、赤ちゃんの歯茎にそっとふれさせます。

 

最近では祝い膳ではなく、ベビー用の食器でおかゆやベビーフードを食べさせて祝うのが一般的です。

 

人を招くときは、双方の両親や祖父母など、ごく身近な人たちだけにします。招かれた側は、お祝い金か品物を持参します。

☆お祝いの相場とのし袋の書き方

金額の目安:5千~1万円(4と9を避けます)

水引:紅白の蝶結び

のし:あり

表書き/上書き:「初御膳」「祝御食初」など

表書き/姓名:上書きよりやや小さめのフルネーム

 

「贈答のルールとお金の事典」より

「冠婚葬祭 はじめてのマナー」より

「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より

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